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植田明志 「月を想い、星を産む」

¥102,666 税込
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「記憶」を媒体とした空間造形から、

ある種のノスタルジーを感じさせる世界を表現する造形作家 植田明志。



無音のような静けさと、理想的な深層心理の核心を探求する、

その作品世界は見る者の心に深い余韻を残します。








深い山に入り込んだ時にふと感じる気配のようなもの〜

古来より信仰の対象とされ、畏怖されてきた、山々の精霊や妖怪のような

目に見えぬ存在に、姿・形を与えて具現化したオブジェ作品です。









頭頂部〜背部の広場状になったところには、透明樹脂製の川が流れ

亀や金魚などの動物が泳いでいます。








また、身体の各所には小さな家や、様々な動物たちがひっそりと隠れています。













高さ 56㎝ × 横 31㎝(台座部分含む)。


石粉粘土 アクリル彩色 透明樹脂 セラミックスタッコ






※こちらの作品は植田明志個展「惑星少年」会期終了後、2013年4月21日以降のお渡しとなります。


お支払い方法は銀行振込、郵便振替、paypalのみとなり、代金引換便はご利用頂けませんのでご了承下さい。










「月を想い、星を産む」


深海にも、宇宙にも似た、静かな森。

遥か昔、旅人が迷い込んだという。




宇宙の果てのような暗闇。

切り株に座って、途方に暮れた旅人は

小さい光を見た。



それは目の前に現れて、

旅人を懐かしむようにじっと見つめる。

そっと手に取る。目を瞑って、指でなぞる。




少し切なくなるような、優しい匂いがある。


これは、秋が終わる匂い。


少しこそぐったい、暖かい体温もある。


これは、冬の風の温もり。




顔を突っ込んで、無我夢中で中を覗き込んだ。

子供だ、小さい子供。

歌を歌っている。



夢を見ている。

星を見ている。

僕を、見ている。



旅人は、今もこの森の何処かでずっと眠っているらしい。

暖かい冬の風に、ずっと吹かれながら。






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