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「ドクガタマゴタケ」

¥19,800 税込
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架空の博物学者、クーゲル・クラメンツ。


19世紀の前半、医師の子として生まれた彼は、医学を学びながらも、


幼い頃より、博物学に興味を持ち、自然界の珍奇なる物品を蒐集した。


青年時代、遠洋航海の機会に恵まれるという理由から、海軍軍医となり、


各地を訪れ 様々な形で、研究材料と称した珍奇コレクションを充実させていく。


やがて そのコレクションを基盤とした研究と販売を目的とした


「クラメンツ商會」を設立したものの、程なくして彼はこの世を去ってしまった。


それと共に消滅してしまった「クラメンツ商會」ではあったが、


1世紀以上が過ぎた現代、彼の住居跡から 遺された遺品が大量に発見され、


かつてのクラメンツコレクションが大量に残されている事が判明した・・・













架空の博物学者、クーゲル・クラメンツ氏の蒐集品の数々を


標本をイメージしたオブジェと対応する図譜で表現する「クラメンツ商會」の作品たち。


作品の背景となる、奇妙な標本たちの生態や、時代背景考証も相まって


博物学的な魅力溢れるものとなっています。











「ドクガタマゴタケ」」と題されたオブジェ。


クラメンツ商會の蒐集品のひとつ、毒蛾の姿に擬態する不思議なキノコを表現した作品です。















「ドクガタマゴタケ」


クラメンツ商會設立直前の採集品。


 傘の部分が、毒蛾の姿に変化しているという大きな特徴を備えているものの、


その理由は定かではない。


推定ではあるが、鳥などに捕食される事を防ぐ為に毒蛾の姿に偽装しているものと考えられる。


その事を証明する様に、羽にあたる部分には目玉状の紋様も見られる。


クラメンツコレクションの中でも 希少種の一つとなっている。














作品には、クーゲル・クラメンツ氏が「ドクガタマゴタケ」を


採集した際に描かれた「ドクガタマゴタケ」の生態が描かれた図譜が付属します。











標本本体(壜の高さ) 縦:約16㎝。底面直径:約15㎝。


図譜 縦:約21㎝。横:14.6㎝。


キノコの本体:石粉粘土。落ち葉。クリスタルレジン。ガラス壜。




※こちらの作品は企画展「魂の或る場所」会期終了後(2016年9月11日以降)


のお渡しになります。





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