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植田明志 「天使」

¥64,953 税込
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「記憶」を媒体とした空間造形から、


ある種のノスタルジーを感じさせる世界を表現する造形作家 植田明志。


無音のような静けさと、理想的な深層心理の核心を探求する、


その作品世界は見る者の心に深い余韻を残します。








「天使」と名付けられた鯨をモチーフにしたオブジェ作品。

白い鯨の腹部には、生命を象徴するように赤子が造形されています。




高さ:約73㎝。横:約20㎝。(台座部分含む)

高さ:約52㎝。横:約20㎝。(本体のみ)


石粉粘土 アクリル彩色 油彩 色鉛筆  木製台座




※こちらの作品は植田明志個展「惑星少年」会期終了後、2013年4月21日以降のお渡しとなります。

お支払い方法は銀行振込、郵便振替、paypalのみとなり、代金引換便はご利用頂けませんのでご了承下さい。







「天使」


どこかの街で、天使がいました。

さなぎのように、自分を守っています。

誰かに、置き去りにされた天使らしいのですが。

誰かに捕まえられてしまう天使や、落ちて死んで腐ってしまう天使も、いました。



「彼らは、本当の天使になりたいんだよ。」

「どうやったら、本当の天使になれるのかな。」


天使は、赤く点滅する光に、怯えているようにも見えました。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−






ぼくを、おぼえてる?

やっと、会えたね

あの歌を、おぼえてる?


ぼくも、いっしょに、歌うよ




−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



天使たちの体が一斉に光を放ちました。

光は、まるで星の終わりのようでした。

色んな暖かさと、優しさと、切なさと。


暖かさは赤を生み、優しさは青を生み、切なさは白を生みました。






そうだ。

僕は、君だったんだ。

君は、僕だったんだ。



白い光の中で、虹色の風に吹かれてる。

もう大丈夫。君がいて、僕がいるのなら。

もうすぐ、宇宙の果ての光。






果てには何があるのかな?

ちいさな星さ。

暖かくて、優しくて、切ない

僕だけの星。











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