日本一クレイジーな骨董店「アウトローブラザーズ」を営む傍ら、
動物の剥製や骨格、古物などを癒合させ、唯一無二の作品を制作する現代の錬金術師・マンタム。
チェコのシュルレアリストであり映像作家のヤン・シュヴァンクマイエルはじめ
様々なアーティスト、クリエイターとの親交でも知られています。
死より生まれる新たな文化をコンセプトに掲げるマンタムの作品たちは、
錬金術的と表現するに相応しいプリミティヴな力強さと奇妙な美しさに溢れています。
かつて空を覆い尽くしていた鳥達、その殆どが地上に堕ち、滅び行く世界における
少年と鳥の王の物語「鳥の王」をモチーフに製作した作品。
プリミティヴで力強い装飾品達は、動物の死骸や剥製、骨、様々な骨董品などを用いて
唯一無二の世界を創造するマンタムならではの作品といえます。
「鳥の王とその眷属達の攻撃により、衰退する未来に残された人類は
やがてその鳥達の残骸を使って、自らを守る為の護符をつくるようになり
それは高価に取引されるようになった。
これは鳥の王の眷属だった鳥の残骸から回収され錬金術師によって護符として作り替えられたもの。
ガラス容器の中には水銀と硫黄が封入されていて、最初の頃はその力で動いていたとされている。」
本体:全長約35㎝(ガラス容器上部から時計パーツ下部まで)。