双子の彫金術師 Gimmel Garden(ギメルガーデン)。
イタリア、スペインで学んだ高度な彫金技術により生み出される銀製品たちは
細部に渡って施された繊細なレリーフや、ギミックによって
シルバーアクセサリーの枠を越え、魔法の道具のような輝きを放ちます。
個展「双蝶宮殿」のイメージモデルとなるアクセサリー。
「双蝶の鍵」と題されたペンダント。
鍵の上部には透かし彫りで蝶々と蜘蛛の巣が表現されています。
蝶の片羽は鳥のような羽根に、もう片方の羽はコウモリの翼のようなデザインとなっています。
「双蝶の鍵」は天と地を結ぶ象徴的な存在であり、
十字架型の都市「双蝶宮殿」の鍵をイメージしたアイテムです。
TOP部分:約10㎝。(鍵本体+丸カン部分)
チェーンの長さ:約60㎝。
シルバー925製。
「双蝶迷宮」
まだ誰も住んでいなかった
水の豊富な土地をある人々が見つけ暮らし始めた。
そこに住み着く人は増え、沢山の道が作られ交差点ができ
水はみるみる汚れていった。
ある人々は浄水場を作り上げた。
宮殿のような見事な浄水場は
人々が住み交差する場所へ作られたため十字架のような形をしている。
ある人々はその宮殿に "双蝶宮殿" と名前をつけ
美しい水を絶やさぬよう 宮殿を使うための鍵を作った。
そしてそこを中心に生活をする文明を切り開いた。
時は流れ、やがて文明は人々の争いからか廃れ宮殿だけが残った。
宮殿と鍵だけは誰にも壊されることなく残り続けた・・
ある時、また人々はこの土地を発見する。
ただ宮殿も鍵の使い方も人々には解らない。
人々はその中に思うまま建物を作り住み着いていった。
何の秩序もない十字架の土地はたちまち迷宮となってしまった・・
双蝶迷宮のはじまり