日本一クレイジーな骨董店「アウトローブラザーズ」を営む傍ら、
動物の剥製や骨格、古物などを癒合させ、唯一無二の作品を制作する現代の錬金術師・マンタム。
チェコのシュルレアリストであり映像作家のヤン・シュヴァンクマイエルはじめ
様々なアーティスト、クリエイターとの親交でも知られています。
死より生まれる新たな文化をコンセプトに掲げるマンタムの作品たちは、
錬金術的と表現するに相応しいプリミティヴな力強さと奇妙な美しさに溢れています。
マンタム個展「記憶の残骸物とそれを照らす為の月」新作。
「月灯」と題されたオウム貝を用いた照明型作品。
乳白色のオウム貝の中から、ほの明るく照らされる灯りが月をイメージさせるランプです。
有機物である貝殻と、無機物である金属を組み合わせた錬金術的な手法によって
作られたマンタムならではの照明型作品。
貝がかつて内包していた生命の記憶そのものが発光しているかのような幻想的な作品です。
高さ:約122㎝。
ランプ部分 直径:約20㎝。
台座部分 直径:約20㎝。
コードの長さ:約115㎝。
「月灯」
月が不吉なものとされている文化の中で
窓の無い部屋の中で月を見ずに育てられた巫女の為に
月の代わりに作られた灯火器であり
彼女はこれを月と信じていた。