子供の頃、怖いと感じたこと、好奇心を抑えずにはいられなかった記憶などをテーマに
アクセサリーやオブジェ、洋服の製作、イラストやパフォーマンスなど、
幅広いジャンルに渡って表現活動を展開するアーティスト eerie-eery(イーリー・イーリィ)。
eerieによる立体作品、不気味で少しファニーな顔の無い人形たちは、
作家自身の分身であるかのように物言わず静かに佇んでいます。
erie自身が幼少期に習っていたバレエをテーマに、
華やかできらびやかな表舞台と、苦しみと痛みの狭間で叫びをあげる舞台裏の
両側面を表現した『Arabesque』シリーズの作品。
『Arabesque』シリーズのイメージアイコンとなっている「White Swan」と題された人形。
eerie-eery の人形の特徴である白く艶かしい脚に、藁が剥き出しとなった頭部。
片方の脚で立ち、もう1方の足を上げたアラベスクのポーズを取り、
きらびやかなスポットライトを浴びているかのような可憐な姿が表現されています。
バレエの華やかな表舞台〜純真さや無垢なイメージを具現化したような作品です。
全高:約21.5㎝(台座部分含む)。
横幅:約16.5㎝(スカートの端からつま先まで)。