深い山に入り込んだ時にふと感じる気配のようなもの〜
古来より信仰の対象とされ、畏怖されてきた、山々の精霊や妖怪のような目に見えぬ存在に
姿・形を与えて具現化した通称 “山人(やまと)”と呼ばれるオブジェ作品。
山人と共生関係にある"童蟲(どうむ)"と名付けられた虫型の立体作品のシリーズ。
童蟲の蛹形態。
植田明志作品に用いられる老人のような顔に "山人"達との共通項が見られます。
作品には木箱が付属。
中には山苔が詰められており作品を収めてディスプレイして頂けます。
また木箱の蓋内側には作家肉筆による「童蟲の蛹」が描かれており、
古びた木箱の質感も相俟って本草学的な佇まいを感じさせるものとなっています。
彼ら 童蟲(どうむ)は、山人が食べた記憶の実のメモリー内の「記憶」の
消化しきれない「記憶」を食べてくれ、山人と童蟲は共生の関係にある
しかし、彼ら童蟲がどこからやってきて、どのように子孫を残しているかは全くの未知である。
彼らは食べた「記憶」の質や内容で、成虫になる際どの様な形態になると言われているが、
そのパターンは非常に多彩で、一丸に断定できないものがある。
石粉粘土、アクリル彩色、メディウム、木箱、山苔。
童蟲のサナギ 本体全長:約13㎝。
木箱:横 約12.5㎝ × 縦 約18㎝ × 高さ 約12㎝(蓋を閉めた状態)。
※こちらの作品は、植田明志個展「遠すぎるパレード」
会期終了後(2014年11月30日〜)以降のお送りとなります。
納期に関してご希望がございましたらご相談下さい。