「記憶」を媒体とした空間造形から、
ある種のノスタルジーを感じさせる世界を表現する造形作家 植田明志(うえだあきし)。
無音のような静けさと、理想的な深層心理の核心を探求する、
その作品世界は見る者の心に深い余韻を残します。
立体絵本をイメージした「embrace」シリーズ。
「原始太陽の少女」と題された台座付きオブジェ作品。
人形本体と背景が描かれた台座がセットになります。
知育玩具をイメージしたシルエットで造形された人形本体。
夢見るように目を閉じた少女の表情。
その頭髪は夜空を表現しており、星座や三日月が描かれています。
また、頭髪から伸びた頭飾りは知育玩具のように球体が動き
星の軌道を描いています。
原始の太陽を想わせる赤い色に塗られた背景。
左右のパーツは蝶番により約90度、可動します。
人形本体 高さ:約20.5㎝。(人形足先から髪飾り最上部まで)
人形を六角形の台座にセットした状態 高さ:約22㎝。
台座部分 高さ:約30㎝。横幅:約28㎝(開いた状態)。奥行き:約10㎝。
使用素材:石粉粘土、水彩、木材、ドライリーフ、真鍮線。
【原始太陽の少女】
「あの子は、まだここにいるよ。
まだあの卵が生まれてないから。
ずっと、目を閉じたまま。
でも、もうすぐひとつになれる。
あの少女は、泣きたくなるような夕陽になるの。」
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