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植田明志 「スペースネイティヴ(800才のチョモ)」

¥57,200 税込
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「記憶」を媒体とした空間造形から、


ある種のノスタルジーを感じさせる世界を表現する造形作家 植田明志(うえだあきし)。


無音のような静けさと、理想的な深層心理の核心を探求する、


その作品世界は見る者の心に深い余韻を残します。








「スペースネイティヴ」と題されたオブジェ作品。


頭に流星の骨を被った宇宙の原住民を造形したシリーズです。









手に持った槍は別パーツになっており、


どけるとペン立てにもなります。


※写真はスパチュラを手に立て掛けています。










石粉粘土。アクリル彩色。


本体 縦:約16㎝。横:約9㎝。(足先から槍の上部まで)


台座に乗せた状態の高さ:約17㎝。


台座直径:約9㎝。




※こちらの作品は2017年6月19日以降の発送となります。











【スペースネイティヴ】



流星の骨を被る宇宙の原住民、スペースネイティヴ。


僕らの目に見える流れ星は、全身を燃やされて消えた後、


骨にだけになってどこかに落ちる。



スペースネイティヴ達はみんなが寝静まった後に、いそいそと宇宙から降りてくる。


彼らはそっと流星の骨を拾うと、30秒だけよいよい歌い踊ってまた帰っていく。










その骨は彼らの、星拾いのお祭りに捧げられたあと(ここでも歌い踊る)、


500歳の誕生日を迎えた子供に被せられていく


(それまでの子供には、流星の骨を被れるように加工するときにでる小さな欠片を、


お面のようにして頭に括りつけていた)。


その骨は、思考、感情、人間性を読み取り、歳を重ねるにつれて


大きさや形も変わっていくのだという。


彼らスペースネイティヴは、この限りなく広大な宇宙の中に、


少人数ではあるが確かに生き、生活している。



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