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植田明志 「ご先祖テイテイ(ステゴ)」

¥46,200 税込
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「記憶」を媒体とした空間造形から、


ある種のノスタルジーを感じさせる世界を表現する造形作家 植田明志(うえだあきし)。


無音のような静けさと、理想的な深層心理の核心を探求する、


その作品世界は見る者の心に深い余韻を残します。











「子供と魔法展〜神話」出品作品。


「ご先祖テイテイ(ステゴ)」と題されたオブジェ。


宇宙の始まりを卵とし、時が来れば卵が割れ万物が生まれ出るという


卵生神話をモチーフにした作品です。











植田明志の作品世界に於いて、アイデンティティの象徴であるキャラクター「テイテイ」。


その先祖の姿が造形された「ご先祖テイテイ」は身体が土器を想わせる殻で覆われており


殻の部分はテラコッタ粘土が用いられています。














全長:約22㎝。(顔先から尻尾の先端まで)。


横幅:約8㎝。


高さ:約8.2㎝。


石粉粘土。テラコッタ粘土。透明水彩。

















卵から、とうとうふたつの歌が重なり合うと、月と太陽が生まれました。


ふたりは白い星を、歌いながらでいつまでも歩いています。





彼らは探し物をしているようでした。


白い大きな岩をどかしてみると、さらに真っ白な「星の記憶」達が恥ずかしそうに逃げていきます。















ふたりは彼らを捕まえると、太陽は自分の服に入れたり、手を繋いだりしました。


月は、彼らのために服をこしらえたりしました。




すると星の記憶達はそのまま安心して


砂糖菓子のように硬くなって、眠りこけていってしまうのでした。


沢山の星の記憶を捕まえると、みんな合わさって、大きな星になりました。















「僕らは卵に刻まれていた説明書通りに、役目を果たしました。」


「でも僕らの卵を運んでくれた記憶は、見つけられなかったねぇ。」





彼らはふっとそんなことを言うと、


ようやく世界が始まったかのように笑い合いました。






※こちらの作品は御注文から梱包〜発送までに少々お時間を頂いております。



※こちらの作品はラッピング対象外となります。










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