子供の頃、怖いと感じたこと、好奇心を抑えずにはいられなかった記憶などをテーマに
アクセサリーやオブジェ、洋服の製作、イラストやパフォーマンスなど、
幅広いジャンルに渡って表現活動を展開するアーティスト eerie-eery(イーリー・イーリィ)。
eerieによる立体作品、不気味で少しファニーな人形たちは、
作家自身の分身であるかのように物言わず静かに佇んでいます。
「血液合成機と子宮」と題された壁掛け型作品。
科学と錬金術、魔術を駆使して生命の生成と再生、
そしてキメラを生み出す研究を行っていた
マッドサイエンティスト達の解体新書「マッドターヘルアナトミア」
の物語をモチーフにした作品です。
「血液合成機と子宮」
一度も角を折ってない老いた山羊。
産卵を終えた龍頭魚。
アルビノの初潮。
生まれたばかりの赤ん坊。
以上のものから採った血液を合成する機械。
これらの血液を石灰と練り上げることで肉体が生成される。
左に居るのはゴム手袋(子宮)に送られる血液から生まれた生き物。
縦:約35.2㎝。横:約37㎝。奥行き:約5㎝。
※こちらの作品は個展「桃源の実験室 アストマルシカの記録」会期終了後
(2015年11月29日)以降のお送りとなります。
※こちらの作品はラッピング対象外となります。