"架空のロックバンド「GREEN-EYED CREATION」のアートワーク”
をコンセプトに様々なプロダクトを展開する作家【GREEN-EYED CREATION】。
個展「即興演奏の為の部屋」用作品。
レジン製の手に点描を施した1点物のオブジェ作品。
隙間なく埋め尽くされた模様が独自の世界観を感じさせる作品です。
GREEN-EYED CREATIONのアイコン的な存在として
様々な作品に形を変えて繰り返し登場する手のモチーフ。
"内から外へと表現する象徴” である手からは、
後光のような光が伸びており、
手が持つ表現の力を目に見える形に具象化した作品となっています。
何かを生み出したり、感情を現したり、
手が持つ無限の可能性を表現した作品。
仏像のような、信仰の対象としてのオブジェなのかもしれません。
「その手から放たれたイメージは名前を持たないが、
誰しもが感じた事のある物である」
高さ:約11.4㎝。幅:約6.2㎝。
素材:レジン製の手、ガラス、コルク、アクリル絵の具、
真鍮、釘、インク、牛革。
※こちらの作品は、個展「即興演奏の部屋」会期終了後
(2016年6月19日以降)のお渡しになります。
架空のロックバンド「GREEN-EYED CREATION」 は
1枚の絵(あるいはオブジェ)が飾られた部屋での即興演奏によって曲作りをしている。
曲ごとに絵は取り替えれ、演奏者達の間で言葉を交わすことはなく、
彼等の意識は飾られた絵とその空間のみに集中される。
その絵はそこで生み出された曲のアートワークとして使用され、
聴く者も演奏者と同じ絵を見ながら曲を聴くことになる。
曲とアートワークの結びつきを強固にする事で視覚と聴覚の両方に訴え、
ある一種の「体験」として深く記憶に残る音楽を生み出すことが目的なのである。
「GREEN-EYED CREATION」の演奏者は曲によって入れ替わり、
唯一変わらないのは部屋に飾られる絵(あるいはオブジェ)を制作する画家だけである。
前衛的、実験的な音楽性からプログレッシブロックに分類されることが多いが、
演奏者によってはフリージャズの様相を呈することもあり、
曲によって趣向が全く異なるのもこのバンドの特徴である。
即興演奏の為に製作された作品たちは
架空のロックバンド「GREEN-EYED CREATION」の
一連の世界観に触れ、音の無い曲を感じることができる。