硼珪酸ガラスと呼ばれる耐熱硬質ガラスを用いて生み出される猪野屋牧子の作品たち。
無機質なガラスは作家の手によって有機的で美しいジュエリー、オブジェ、小物などへ姿を変えます。
炎の中でガラスを溶かす職人的な技巧と、一瞬一瞬の判断によって生まれるガラス作品たちは
静謐と躍動、美しさとグロテスクさの両義性を併せ持ち「Insolite : 奇妙な」
美学を感じさせるものとなっています。
「灯り拾い」と題されたアクセサリートレイ。
上部の窪みにアクセサリーや小物などを入れてお使い頂けます。
海洋生物や植物等が混ざり合ったような独自のデザイン。
中央から伸びるキャンドルが目を引きます。
【灯り拾い】
森や路地、閉園後の遊園地などの人気がない場所で、
昼間に太陽の光を浴びた小石やコイン、
誰かが忘れて行ったおもちゃや釘を拾い集め、灯りにする。
その灯りは、それはそれは美しく、拾った物により色が変わり永遠に消えないのだという。
道に迷ったときに、身につけているキーホルダーやアクセサリーをそっとその道に置くと、
気まぐれにやってきて道案内をしてくれる。
そして出逢えた者には、もう道に迷わぬよう、永遠の灯りの欠片を与えてくれるのだとか。
横:約14cm。
幅:約7.5cm。
高さ:約13.5cm。