「記憶」を媒体とした空間造形から、
ある種のノスタルジーを感じさせる世界を表現する造形作家 植田明志(うえだあきし)。
無音のような静けさと、理想的な深層心理の核心を探求する、
その作品世界は見る者の心に深い余韻を残します。
「オリオンザー」と題されたオブジェ作品。
蟹のような頭部に長く伸びた四肢、腰にはベルトを巻いた
ユニークな姿をしています。
"怪獣を造形する"というコンセプトの元に、オリオン座に擬態する怪獣を表現した
植田明志の想像力の広がりを感じさせる作品です。
【オリオンザーの生態】
別名:星座怪獣
体長:約3000m
体重:測定不能
オリオンザーは、星座「オリオン座」に擬態する怪獣だ。
擬態し、勘違いして近づいてきた流星を、両腕の先端にある口で食べる。
腰に巻いたヒーローベルトは彼の宝物で、彼がまだ人間の子供だったころ、
5才の誕生日にお母さんが手作りでプレゼントしたものだ。
(貧しい家に生まれた彼は、当時人気だったヒーローのグッズを買ってもらうことができなかったため。)
必殺技は、食べ貯めた流れ星を一斉に発射する「流れ星ポイポイ」。
石粉粘土。アクリル彩色。
全長 高さ:約35cm。 横幅:約21cm。
※こちらの作品はラッピング対象外となっております。