日本一クレイジーな骨董店「アウトローブラザーズ」を営む傍ら、
動物の剥製や骨格、古物などを癒合させ、唯一無二の作品を制作する現代の錬金術師・マンタム。
チェコのシュルレアリストであり映像作家のヤン・シュヴァンクマイエルはじめ
様々なアーティスト、クリエイターとの親交でも知られています。
死より生まれる新たな文化をコンセプトに掲げるマンタムの作品たちは、
錬金術的と表現するに相応しいプリミティヴな力強さと奇妙な美しさに溢れています。
グリム童話のひとつ「七羽の鴉」をモチーフにしたマンタムの作品。
物語の鍵となる鳥の足と人の指を象ったネックレス。
鳥の足が摑んでいる部分には、大振りのオパールがつけられ、
太古の呪具のような趣きを感じさせます。
呪いの言葉によってカラスに姿を変えられてしまった7人の息子たち。
兄達を探す旅に出た末子の娘は道中、太陽、月に助けを求め
最後に出会った明け方の星から貰った鳥の足(鳥の骨、コウモリの足の場合も)
を使って兄達のいるガラス山の門を開けようとするが
鳥の足を無くしてしまいます。
鍵の代わりに自分の指を切り落として扉を開けた娘は
カラス達の食べ物と飲み物に口を付け、指輪をその場に残して
カラスたちの不在を待ちます。
戻ってきたカラスたちは、器に残された指輪を見つけ
呪いが解けて人間の姿に戻った兄と妹は一緒に家に帰りました。
TOP部分:約15.5㎝。
チェーンの長さ:約68㎝。
※マンタムの「「7羽の鴉」 ネックレス」は装飾品として着用も可能ですが
アート作品としての性質上、デリケートな作りになっております。
お取り扱いにはご注意下さい。