双子の彫金術師 Gimmel Garden(ギメルガーデン)。
イタリアで学んだ高度な彫金技術により生み出される銀製品たちは
細部に渡って施された繊細なレリーフや、ギミックによって
シルバーアクセサリーの枠を越え、魔法の道具のような輝きを放ちます。
個展「虚寝遺跡(うたたねいせき)」用新作。
「Rivalutare(隠れ躍進)」と題されたペンダント。
北欧神話において、バルドルを死に至らしめたヤドリギ〜ミストルティンの矢を
モチーフにしたアクセサリーです。
「ミストルティン」は、ヤドリギの意。
北欧神話における光の神・バルドル(古ノルド語: Baldr/英語: Balder)。
バルドルから、自らの死を予言する夢を見た事を聞いた母・フリッグは
万物に対してバルドルを傷つけないという誓いを立てさせましたが
ヴァルハラの西に生えていたヤドリギ(ミストルティン)の新芽だけは、
非力な為、その必要がないと思い、誓いを立てさせませんでした。
それを知ったロキは、バルドルの盲目の弟であるヘズを騙し、
ミストルティンをバルドルに向かって投げさせ、
矢となったミストルティンはバルドルを貫き、バルドルは死に至り、
その死により、光を失った世界はやがて終末の日「ラグナロク(神々の黄昏)」
を迎えることになります。。。
ヤドリギ軽んじていたが為に起きたバルドルの死。
きちんと評価していたら、よく考えていたら、軽視しなければ、防げた事態。
軽視されていても、いつの間にか大躍進して相手を倒すに至る
というコンセプトが込められたお守りのペンダントです。
シルバー925製。
TOP部分:約5cm(バチカン部分含む)。
チェーンの長さ:約50cm。