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マンタム 【人魚(ヒトウオ)のペンダント】

¥30,800 税込
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日本一クレイジーな骨董店「アウトローブラザーズ」を営む傍ら、


動物の剥製や骨格、古物などを癒合させ、


唯一無二の作品を制作する現代の錬金術師・マンタム。


チェコのシュルレアリストであり映像作家の


ヤン・シュヴァンクマイエルはじめ


様々なアーティスト、クリエイターとの親交でも知られています。


死より生まれる新たな文化をコンセプトに掲げる


マンタムの作品たちは、錬金術的と表現するに相応しい


プリミティヴな力強さと奇妙な美しさに溢れています。








人形の頭部に機械のような身体を持つ奇妙な人面魚を


表現したペンダント/オブジェ。








【人魚(ヒトウオ)】


これは元々は江戸時代に相模湾で捕獲されたという


ヒトウオの姿を後世に伝える為、


当時の機械仕掛け人形師が作り上げたものと言われています。


それが長い年月を経て、明治時代に古道具屋の店先に並んでいたものを


購入した持ち主が、欲しがる幼い娘の為に首飾りに


仕立てたのだそうです。









その娘さんがアメリカに観光で親に連れられ


海を渡る時に大海に落としてしまいます。


でもそれが昭和に入り、相模湾での底引網漁で海からあがり


とても珍しいものとして地元の郷土資料館に展示されていました。


それがたまたま当地を訪れた元の持ち主の孫娘にあたる女性が


目を止めたのです。


彼女はお婆さんの子供の頃の写真のなかに


この奇妙な首飾りをつけたものがあったのを覚えていたのです。


こうやって長い年月を経て持ち主の末裔の所まで帰って来ましたが


奇妙なのは写真で残っている姿とは


だいぶ変わってしまっていた事なのです。








写真で見る限りではヒトウオの身体にはなにもついていないのに


今の体には金属の草木のようなものが生えていました。


これを見た深海の研究者の中に、海底火山の噴火口のそばに


居たのではないか?


その為に噴出する金属成分が独自の生命を持ち成長したのではないか?


などと言い出すものまで現れたのです。


でもそのお孫さんの家も戦争で没落し、


この首飾りは静岡の農家にあったのです。


戦後すぐのものがない時代に食べ物と交換で、


その農家に置いて行かれたのでした。


元々は交換するつもりはなく御守り代わりに首に下げていたものを


その農家の娘がとても欲しがったからあげてしまったのだそうです。


でもその娘さんが老齢で亡くなった時に


遺物整理できた古道具屋さんに買い取られて行ったという事です。







TOP部分:約21cm。チェーンの長さ:約70cm。



※マンタムの「人魚(ヒトウオ)のペンダント」


はアクセサリーとして製作されておりますが


アート作品としての性質上、デリケートな作りになっております。


またかなり大型の作品で重量もございますので


お取り扱いにはご注意下さい。

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