「記憶」を媒体とした空間造形から、
ある種のノスタルジーを感じさせる世界を表現する
造形作家 植田明志(うえだあきし)。
無音のような静けさと、理想的な深層心理の核心を探求する、
その作品世界は見る者の心に深い余韻を残します。
植田明志個展「DECAGON」用作品【彗星の王さま】
10周年記念展である「DECAGON」の作品たちは
過去に開催された個展のメイン作品をセルフオマージュした
ものとなっております。
本作品は2020年開催の個展
「NATIVE CHILDREN」のメイン作品である
「流星を喰らう双子星」のオマージュ作品となっています。
双子の食べ残した流星の名残りは、
際限なく深い底へとゆっくりと沈んでいった。
いつか誰も見たことのない底へと辿り着き、
長い時間をかけて静かに分解されていく。
その欠片たちは、どこかでまた小さな星くずと巡り合うだろう。
この残酷な切ない空の果てで、
ひとつの星になるために。
背面を見ると全く別の宇宙生物のようになります。
高さ:約45cm(台座下部から本体最上部まで)
横幅:最長 約43cm。
石粉粘土。アクリル彩色。
※こちらの作品は2024年3月以降のお渡しとなります。
※代金引換便はご利用頂けませんのでご注意下さい。