自分が今いる場所が本当に "今” なのか?
それともここは誰かの頭の中?
架空の世界に存在する自分と、現実に存在する自分が生み出すループを彷徨う感覚。
夢、現実、ここではない場所、圏外へ。。。
そんな途方もない考えを込め、繋がっていく物語のようなブランド「katarito(カタリト)」。
カタリテ(語り手)の視点から物語を見守り、作品ひとつひとつが例えバラバラになったとしても
それを手にした人が、カタリテとしてまた別の物語を連想し繋がっていく〜 短篇集のような作品です。
悪戯したり、親の言う事をきかなかったり、生き物に酷い事をする怠慢な男の子。
家にあるトナカイの剥製に、夢の中で罰を与えられた男の子は
トナカイの操る世界で "大切なもの” を見つける為に不安に苛まれながらも奔走します。
扉を開けた少年が闇に吸い込まれた瞬間、立っていた場所は鬱蒼とした真っ暗な森の中。
そして目の前には黒い毛に包まれた真っ赤な瞳のトナカイがじっと少年を見つめていた。
「キミハシラナケレバナラナイ。キミノツミヲ、ソシテタイセツナモノヲ」
恐ろしくなった少年は吸い込まれるように森の中へと走りだす。
現実から架空の世界へと旅立つ、男の子の様子を表現したカードスタンド。
真鍮製のカード立てが、異次元へと繋がるトンネルを思わせ、小さな男の子が沢山配されています。
全長:約14㎝。
高さ:約10㎝。
真鍮製 緑青仕上げ。ルビー。シトリン。